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看護教育研究学会

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第10回看護教育研究学会学術集会

メインテーマ 

変革の時代における看護教育-当事者の意志決定への支援を考える-

 

【終了しました】 

日時: 2016年10月15日(土)9:30-16:30(受付開始 9:00)

会場: 日本大学文理学部 図書館3階オーバルホール(アクセスキャンパスマップ

テーマ: 変革の時代における看護教育-当事者の意志決定への支援を考える- 

ポスター:pdfファイル

リーフレット:pdfファイル

地図:pdfファイル

 

参加費

一般:5,000円(事前申し込み),5,500円(当日)

学生(大学院生を含む):1,000円(受付にて学生証の提示をお願いします。)

※当日受付にてお支払いください。

※非会員の方も参加費のみで聴講可能です。

※会員の方で年会費(5,000円)未納の方は当日受付にてお支払いください。

 

演題申込書:wordファイル

抄録原稿フォーム: wordファイル

演題申込および抄録提出期限:2016年8月26日(金)受け付けは終了しました。

※申込先等は上記リーフレットを参照ください。


 

当事者の意思決定への支援を考える

 

第10回看護教育研究学会学術集会長
野中 美穂(オサムラ訪問看護ステーション 所長)

 

1. 在宅における意思決定への支援の実際
 訪問看護の現場では、訪問看護の利用者(以下、訪問看護の利用者を「利用者」とする)が生活を営む場に看護師が訪問し、看護サービスを提供します。その訪問は、利用者によって異なるサービス提供時間や環境といった様々な制限がある中で、利用者が安全に、そして安定した生活が営まれるように支援することが求められています。
在宅生活において、利用者自身が意思決定をしていく場面は多くあります。例えば、医師の指示通りに薬を飲むか否か、水分量を守るか否かなどの病院等でよく指導している内容が含まれます。しかし、利用者は病院などから生活の場に戻ると、利用者なりの理由で指導通りに実施するか否かについて悩みます。安全に且つ安定した生活を営むためには、利用者や家族などが、生活のいろいろな出来事に対する解決策を見出し、自ら意思決定をして、健康や生活面の管理が行えるようにしていく必要があります。今回、訪問看護の実際の事例から、当事者(以下、それぞれの事柄に関係ある全ての人を「当事者」とする)の意思決定への支援について考えてみたいと思います。

 

2. 意思決定への支援に必要な看護師側の要因
 病院などの施設では、当事者の意思決定の場に看護師が関わり、当事者の意思を聞き出してほしいと期待されています。しかし、実際の関わりにおいて、看護師の一般論的な見方によるモノサシで関わり、看護師の価値観による押し付けになっていないか、当事者の真の意思を聴き出していないのではないか、また医療者側とズレが生じていたらどうするかなど、看護師の経験と実践力による判断力が問われるため、看護師自身も悩むことが多くあります。
 訪問看護の現場は、利用者が生活を営む固有の空間であるとともに、生活スタイルが根付いている場でもあるため、利用者がリラックスしやすく何でも言いやすい場であると考えます。その場に関わる看護師が、何に困り、何を考え関わったのか等について、一人の訪問看護師にインタビューを実施したので、看護師の言葉から、当事者の意思決定に関する看護師側の要因を探り、意思決定への支援のあり方について考えてみたいと思います。

 

3. 意思決定への支援において必要な看護実践力
 私自身、訪問看護師になる前は、看護系大学の教員として学生に関わってきました。看護学実習の際、学生が受け持ち患者に必要なケアをアセスメントして見出し、そのケアを患者の個別性に合わせて展開するといった流れの中に、学生自身が看護学生としての意思決定をしていきます。
 意思決定を支援する立場である看護学生そして看護師が、当事者自身が意思決定できるよう、看護者としてはどう意思決定していくか、その力を育てることも必要ではないかと思います。今回、訪問看護の事例を通して、利用者だけでなく利用者と関係ある全ての対象を支援する場合など、様々な場面に置き換えて、当事者が決めることができる意思決定支援のあり方について、広く考えることができればと考えています。

 


 

特別講演

東宏行教授

埼玉県立大学保健医療福祉学部共通教育科/埼玉県立大学大学院保健医療福祉研究科

「自分で一歩踏み出す支援~関わり方と支援のコツ~臨床教育学の立場から」